アスイロ恋模様

140文字に収まらない感想や妄想の置き場です

【感想】相坂優歌 復帰LIVE『あいのうわ塗り』

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はじめに

5/18(土)横浜ベイホールで開催された、相坂優歌ワンマンLIVEに参加してきました。  

LIVEとファンミーティングの二部構成で行われた本イベントですが、チケット抽選虚しく両方当選は叶わず1部のLIVEだけご用意されました。

ですので主にLIVEの感想をつらつら述べていきます。(ファンミーティング当選した方本当におめでとうございます。おはモニは必ず死ぬまでに回収します。)

 

LIVEタイトルである『あいのうわ塗り』について

まずはじめに今回のLIVEタイトルでもある『あいのうわ塗り』について語っていきます。

これまで何度か女性声優さんの現場に足を運びましたが、タイトルに注目したことはほとんどありませんでした。周知の通り、多くのLIVEはシングルやアルバムのリリースとセットで開催されます。(ビジネス的メリットとお客から見ても新曲を生で聴きたい!心理になりますね)また、○周年記念等メモリアルLIVEも多いですね。ですので曲名や○yearのシンプルなタイトルになりがちです。

しかし、今回の相坂優歌さん場合は少し事情が違います。彼女のディスコグラフィーは2018年1月31日にリリースされた1stアルバム『屋上の真ん中 で君の心は青く香るまま』が最新で、それ以降シングル等は販売されていません。

なぜなら2018年6月に喉の不調から短期休業に入っていたからです。

1stアルバムで楽曲の完成度と相坂さんの表現力の高さに骨抜きにされ(もちろん顔も太腿も)オタクになった私としては、非常にショックな出来事でしたが、彼女の冠ラジオである『相坂くんのリトマス紙』最終回で、


「言葉も決して魔法じゃないけれど、

魔法のような効果を発揮することも、

あるんじゃないかと信じて.........。」

「元気になるための時間だと、思ってください!」

と、一番辛いであろう彼女が涙ながらに、しかし前向きに発言した言葉を信じながら復帰を心待ちにしていました。

そして遂に

 

2019年2月2日に音楽レーベルフライングドックが主催する『犬フェス!』にて相坂さんの復帰&ワンマンLIVEが発表されました!

犬フェスには参加してなかったのですが、「もしかしたらシクレで相坂さん復帰?」みたいな妄想を垂れ流しながらTwitterを眺めていたらまさかのまさか、復帰&ワンマン。復帰&ワンマン。

消えない小さな想いの鍵に触れてほしい
yeah 優しい記憶へと連れ出せるのは
いつだってキ・ミ・だ・け

発表を予期していたかのような曲を当時の早朝に聴いていました。 

 

そして、発表されたLIVEタイトル『あいのうわ塗り』。ようやく本見出しに触れていきます。

そもそも「うわ塗りとは?」

コトバンクによると

・まずいことをしておいて、さらに同じようなことを重ねること。 「恥の-」

「恥のうわ塗り」なんてことわざがありますが、恐らくここから取ったと思われます。

一見するとあまり良い意味では使われない言葉です。しかし、あえて彼女は「あいのうわ塗り」のタイトルにしたと考えます。なぜなら以前からラジオで度々触れていた「歌詞の持つ意味」に思い当たったからです。

1stアルバムで「瞬間最大me」を提供した大森靖子さんの楽曲「ハンドメイドホーム」の歌詞の一部、

惰性のにばん 君がいちばん

嫌いな言葉をわたし歌いたい

に触れて、「"君がいちばん。嫌いな言葉をわたし歌いたい"なのか“君がいちばん嫌いな言葉をわたし歌いたい"のどちらに読み取るか改行1つで、歌詞の意味が大きく変わるから人それぞれ色々な曲になる」の様なことを語っていました。

そして、「あいのうわ塗り」。"あい"を平仮名にしたのも上記のそれぞれの解釈に通じており、これまでの声援と休業期間を"愛"で塗り替えていく意味と思いきや、

上記のパンフレット表紙のように、彼女のイメージカラーでもある"藍"のことかもしれない。

それともアルファベットの"I"のことで自分(I)の声優人生を更に積み重ねていく決意表明なのかも。

考えれば考えるほど様々な解釈ができるので、それだけで楽しくなってくる。

ただ1つ確かなのは、彼女は自身の感情すべてを歌に昇華して私達ファンに出し惜しみなく全力でぶつけてくれた、これだけは天地がひっくり返っても大声で主張できる。

 

※新曲のタイトルが「あいのうわ塗り」でした。

 

相坂優歌はそこにいた

ここからLIVEの感想になります。(前半だけでかなりの文量になりましたがあと少しだけお付き合いいただけると嬉しいです)

セトリはこちら

M-01 透明な夜空

M-02 ひかり、ひかり

M-03 翡翠蝶の棲む処

M-04 Look back

M-05 Dependence

M-06 Impulse

M-07 Anti Geometry

M-08 非国民的ヒーロー(大森靖子カバー)

M-09 今はここに

M-10 瞬間最大me

M-11 Insomnia

M-12 Prime Point 

M-13 風吹けば恋(チャットモンチーカバー)

M-14 エレメンタリオで会いましょう

(ミュースソロver.)

M-15 シャイン(ミュース from BRILLIANT4)

M-16 セルリアンスカッシュ

EN-1 あいのうわ塗り(新曲)

EN-2 大丈夫(クリープハイプカバー)

EN-3 ひかり、ひかり

ここから数曲に分けて語ります。

 

透明な夜空〜ひかり、ひかり

続々と入場してくるバンドメンバーに上がる会場のテンション、私も相坂さんの姿をこの目に焼き付けようと身を乗り出すも視認できず。600番台だと流石に見えないか・・・

一瞬の静寂、そして

 

透明な夜空見上げて 白くため息を溶かす」

 

相坂優歌さんは確かに存在していました。

恥ずかしながら生で相坂さんを見たのが今回初めてで、それまではインターネット越しに時折現れる彼女の姿しか見たことがありませんでした。

だからこそ、本当に相坂さんを観ることができるのだろうかと不安一杯、半信半疑で横浜までやってきました。しかし、杞憂でした。

これまでCDが擦り切れるほど聴いた相坂優歌さんの歌が、声がそこにありました。

デビュー曲を1曲目に持ってこられて、いやいや予想はしたけど休業開け一発目でそんなに力強く歌われたらもう‥‥‥、潤んだ目をこすりながら「君が笑ってて くれたらいいな 未来は変わる」までどうにか耐えきった(まだ1曲目です)

そして、間髪いれずに「ひかり、ひかり」へ。

軽めにジャブかな?と思いきや容赦なく叩き込まれたストレートに撃沈。

ああ 揺れる揺れる揺れてる

 

翡翠蝶の棲む処

ALI PROJECT提供の一曲。相坂さんは学生時代「聖処女領域」を聴いたことで歌手を目指し始めたエピソードがあったり。これぞアリプロサウンドに体を刻みながら横揺れしてたら体力も回復してまだまだLIVEは始まったばかりと高らかに宣言。

 

Look back〜Impulse

鴇沢ナンバー3連続=人は死ぬ

この3曲それぞれカップリングなんですが、どれもバカ強くて、これだけで箱壊せるんじゃね?と肌で感じました。周りの盛り上がりも凄まじく、これまで一定のリズムで棒を振っていたオタクも気付いたら飛び跳ねてて、うんうんと頷きました。

後のMCでも相坂さん自ら「みんなカップリング大好きなんだね」、「嬉しいです!」と喜びを隠せない鴇沢さん。相坂優歌×鴇沢直は全て掛け値なしに最高なのでぜひとも聴いていただきたいです。

 

Anti Geometry

アスファルトタイヤを切りつけながら暗闇走り抜けてきそうなイントロから始まった7曲目。

鴇沢ナンバー地帯を抜けて少し落ち着くかなの予想を良い意味で裏切ってくれました。

バチクソ気持ちいい4つ打ちサウンドが魅力的な本楽曲ですが、個人的には「この日常は残酷に 君が創造しているだけ」のワンフレーズに一聴き惚れして、これまで沢山救われてきました。余談ですが、ラスサビでは「この日常は残酷に『君が創造しているだけ』」と君が創造しているだけを「」が括っています。(そういうところだぞ)

 

非国民的ヒーロー(大森靖子カバー)~今はここに

ブレイクタイムということでアコースティックギター登場しての2曲。

瞬間最大meで大森靖子さんの魅力にやられてレンタルショップに駆け込んだおかげで、知ってる+好きな曲のカバーの僥倖を浴びられて、チケット握れて本当に良かったと改めて天に感謝しました。「今はここに」は私をオタクに仕立て上げた「コードギアス反逆のルルーシュ」の映画挿入歌だったこともあり、めちゃめちゃエモくなりました。思えば初めてコードギアスを観た日から相坂優歌のオタクになるようギアスをかけられていたのかもしれません(小学3年生)

 

瞬間最大me~ Prime Point 

バンドsoloでこれまたカッコイイ演奏と寸止めドラムを喰らって、はやくはやく!と焦らせながら衣装チェンジした相坂さんが登場(衣装については最初がクール、次が可愛い系の雑な感想で許してください太ももが見れなかったから仕方ない)そして、全人類待望の楽曲「瞬間最大me」が遂に現世横浜に降臨しました。イントロで横浜ベイホールを壊しかねない瞬間最大me暴動。その戦場に潜り込み、「三次元は窮屈で~二次元でエスケープして~一限サボって屋上から~」の指コピを偶然ステージ右側でやってくれた相坂さんと共有できたので、親指を立てながら横浜の海に沈んでいきました。

「Insomnia」は女の子の少し行き過ぎた愛(だからこそのリアリティ)を相坂優歌(28)さんが歌っています。私から見て年上のお姉さんである相坂さんがこの曲歌ってるの悶えるしかないんですよ。LIVEを思い出して一週間くらい不眠症になりそうです。

L!I!N!E!LINEをやらない👏俊龍「Prime Point」で一瞬にして春に逆戻りしました。相坂優歌×俊龍と言えば、義務教育で習う「おはモニ*ハロりん♪」が有名ですね。最近相坂優歌楽曲を聴き始めた連番オタクが「これ俊龍ぽいね」って興奮まじりに話しかけてきて思わず「俊龍!!」と絶叫。前方や横からも俊龍コールが聞こえてきたので、俊龍俊龍だから俊龍だな〜と全身俊龍まみれになりました。

 

風吹けば恋(チャットモンチーカバー)

僥倖カバーその2。まったくノーマークだったので、ロングフリーズ(1/8192)。TVっ子時代を思い出してこれまたエモさ全開でした。サビの疾走感はやはり格別で、相坂さんの歌唱がとてもマッチ。(少し切なさを感じるサビの歌い方に胸がしめつけられました)

 

エレメンタリオで会いましょう〜シャイン

記憶がありません。

いや、真面目によく覚えてないんですよね。

キャラソンは歌わないよな〜と半ば諦めていたので前振りなしで「エレメンタリオで会いましょう」イントロが流れて絶命。ずっと放心状態だった気がします。回収したい一曲だったので非常に嬉しかったです。(本当はシャインも聴きたかったけどわがまま言っても仕方ない)名残り惜しさを感じつつ曲が終了。そろそろセルリアンスカッシュかな?と真っ白な大地への片道切符を購入しかけた所で

「夢を散りばめた瞳が」

、、、、、、、、え?

「キラキラ光ってキレイ」

‥………………………………………………………………………………………

it'sshiny wish☆ shiny dream☆ 日常だって ほら奇跡でできてる」


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ありがとう…ありがとうミュース 。本当に…本当に…「ありがとう」…それしか言う言葉がみつからない…」

 

生きてて良かったと、

相坂優歌さんを推してきて良かったと、

「あいのうわ塗り」に来れて良かったと、

この瞬間から私のオタク人生は相坂優歌というアーティスト一色にうわ塗りされました。

どれだけ時間が過ぎようとも他の色にうわ塗りされることはないと確信しました。

「"恐れるものは何もない"って 勇気が湧き出す 今のままのわたしで いい」

 

アーティスト名義の持ち曲が増えてセトリにバリエーションが生まれるのも良いですが、曲数が少ない今だからこそ聴けるキャラソンやカバー曲の僥倖を忘れずにしたいです。

 

セルリアンスカッシュ

そして、遂にラストの曲。

説明も言葉も何一つ必要なく、会場が一体に。

「Get steady 真っ白な大地へ」

就職活動真っ只中の現在、本当に毎日のように聴いているセルリアンスカッシュが目の前で生バンド、相坂さんの生歌唱で演奏され、改めて声を枯らしました。

今僕らはNew Life 駆け抜ける
今日まで進んだ道の
正しさを確かめたいから
逃げたくなるNew Anxiety だけど
君の手のぬくもりを背中に感じたら
心に火が灯って 照らし出すよ
Get started. 真っ白な大地へ

 

以上が相坂優歌復帰ワンマンLIVE「あいのうわ塗り」の感想になります。

MCの内容やアンコール、新曲「あいのうわ塗り」の感想は今は未だ胸に秘めておこうと思います。

相坂さんが語った一言一言を自分の中で何度も反芻して、感情を言語化できる日がきたら改めてブログにしたためようと思います。だから、次に相坂さんを観れるまで、今まで通り彼女を応援していこうと思います。

 

きっと「大丈夫」だから